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トライバルサンダーの産駒が中央デビュー

昨日の中央競馬、阪神競馬では、ヴァーミリアンの半弟のソリタリーキング、アドマイアグルーブの仔のアドマイヤテンバと超良血馬が次々とデビューしました。
その一方で、中山競馬では、トライバルシンという牝馬がデビューし、低人気ながら5着と入着を果たしました。

このトライバルシン、トライバルという名を聞いてピンときたら立派な地方競馬通ですが、母親がトライバルサンダー、母の父がトライバルセンプーの、いわゆるサラ系であります。

母トライバルサンダーは、アラブのメッカといわれた園田競馬で活躍したアングロアラブ(血量26.91%)で、平成12年の兵庫大賞典では牝馬ながら当時最強だったワシュウジョージを破った女傑であります。

園田競馬のアラブの終焉を見ていた私としては、現役時代は応援していた馬の1頭でもありますが、その後も気になるところで、引退後はアラブ競走の廃止に伴いサラとの交配を続けており、産駒は順調に地方競馬で成績を収めています。

で、この度中央デビューを迎えたのが、このトライバルシンになる次第です。
トライバルサンダー×ラムタラという10年前なら考えられないような配合ですが、この時代にサラ系というだけでも貴重な存在で、母親がアングロアラブの馬がどれだけやれるか注目したいところです。
実は2年前に中央デビューした半兄のトライバルジャパンは入着を繰り返したものの惜しくも勝ち上がることができませんでしたので、2頭目になるこの馬には何とか中央で勝ってもらい、繁殖にあがってトライバルサンダーの血を残してほしいと願っています。

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