震災に際して
今回の東日本大震災に際し、未だ被害の全貌すらわかりませんが、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。
今回の津波は、ありきたりの表現ながらまさに自然の猛威で、その被害状況には言葉もありません。
また、福島原子力発電所の状況も予断を許さず、心配でなりません。
私はもう16年前になる阪神大震災では、自宅も被害を受けましたが、仕事がら大きく関わっていました。
当時尼崎市の実家にいましたが、明け方の地震でしたので、ふと目が覚めると同時に大きな揺れが襲ってきました。
天井が落ちてくると覚悟したものの、何とか無事でしたが、部屋の家具はほとんどが倒れ、家屋は屋根瓦がずれ落ち、柱周りの壁が落ちるなど、「半壊」の状態になりました。
すぐにNHKラジオを聴いても状況がよくわかりません。この時点で、私はまさか神戸限定の地震とは思っておらず、西日本大震災のようなものとばかり思っていました。
幸いライフラインはほぼ無事で、しばらくして電気が通じたので、朝食をとり、NHKテレビを見ていましたが、阪神高速道路が倒壊している等の被害状況が徐々に伝えられてきました。
神戸市内の職場が無事かどうかすらわからない状況でしたが、とりあえずオートバイで職場まで走ることにしました。
尼崎から神戸に向かうと、途中の芦屋あたりから国道沿いの多くの家屋が倒壊しており、神戸に入るとほぼ壊滅状態でした。
この下で多くの人が亡くなっているんだろうなあと思いつつ、職場に到着すると、亀裂がはいっていましたが、建物は無事に建っていました。ちなみに本社の一棟はペシャンコ状態でした。
そこから後は、職場で寝泊りしながら復旧作業に突入することになった次第です。
つらつらと自分の震災当時のことを思い出し、書き連ねました。
神戸市内の生活ライフラインがほぼ復旧するまで2か月くらい、被災された方々が仮設住宅にほぼ入るまでにはさらに時間がかかったのですが、今回は被害が広範囲なだけに、被災された方々が最低限の日常生活を過ごせるようになるまで数か月単位の長期戦になるかと思います。
あえて頑張れとは言いません。大事なく平穏な生活に戻れますように。
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