フィールザヴォーグ、小倉競馬第7R芝2000mの牝馬限定戦に出走しました。
今年3月に遅いデビュー戦に挑もうとしたところで腱鞘炎を発症してしまい出走を断念。それ程重症でもないということでしたが、大事をとって療養生活を送り、何度も間に合うのかしらと思いましたが、次週で通常の未勝利戦が終わろうとする8月末にようやくデビューを果たすことができました。
思い起こせば、一昨年のアスペンアベニュー、昨年のリシアンサスと、3歳初夏にようやくデビューしてわずか3走しただけで引退、今年はさらに悪い8月末デビューと、この3年間の酷い状況にはもういい加減うんざりというのが正直なところ。
実力がないのなら仕方がないものの、こんな時期に出走しても実力があるのかないのかすら判断できません。
早期に出走できないのも実力のうち、と言われればそれまでかもしれませんが。
関係者の頑張りにはそれなりの敬意を表するものの、何とか格好をつけて出走させただけ、という記念出走の臭いがぷんぷんするこのレース、折角のデビュー戦、また、これが最後の見納めかもしれないので、久し振りに小倉競馬場まで行って現地観戦してきました。
暑い小倉競馬場、昨年のソルシエールの衝撃の新馬戦以来の観戦で、これまで出資馬の駄目っ振りを結構見てきたので、覚悟はできていたのですが、予想に反せず、フィールザヴォーグはスタートから大きく出遅れ、最後方追走のままレース進行、最後に落ちていく馬を少し交わしただけの14着と、惨敗に終わってしましました。
社台公式サイトによる詳細なレース解説。
◆フィールザヴォーグ
8/28(日)小倉7R・芝2000m(牝)戦に和田騎手で出走・デビュー、馬体重は526kgでした。スタートで大きく出遅れてしまい、最後方からの競馬となりました。そのまま後方から競馬を進めましたが、直線で外から追い出されると少しずつ差を詰めていき、4頭をかわして、3秒0差の14着で入線しています。騎乗した和田騎手は「スタートからまわりを気にしているような走りで、ダッシュがつきませんでした。直線で外目に出してからは、馬群から離れていたこともあり、この馬なりによく伸びていました。今回はデビュー戦でしたし、1回使ってどこまで変わり身が見られるかだと思います」とのこと、宮本調教師は「普段から怖がりな一面がありますので、はじめての実戦でそんな面が出てしまったと思います。この後は次開催に組まれている限定未勝利戦に出走予定です。どのような条件に使うかは、厩舎に戻ってからの状態を見ながら決めていくことにします」とコメントしています。
1回使ってみての変わり身期待のようですが、こんなレースでは次のレースの参考にもならないような…
芝かダート、中長距離か短距離と、2~3回は使わないことには適性などわかろうはずもいなく。
なお、この後は限定未勝利戦にかけるしかないのですが、昨年のリシアンサスで体験したように限定未勝利戦に出走すらできないのでは、という大きな不安があります。