セゾンの行方
ドリームマジシャンの引退により私はセゾンを退会することになりますが、このクラブ、随分と迷走しているようで、今後どうなるのでしょうか。
元々はJCBが経営母体のジョイでしたが、2006年に同じ金融系のクレディセゾンに買収されて、今のクラブに衣替えしたのが2007年。
BRFと業務提携し、肝心の募集馬については、主にCVFの育成馬が募集され、育成も同場でされるようになりました。
岡田繁幸氏も提携開始ということで随分と気合が入っていたようで、最初の年からドリームシグナルと重賞馬が出ました。
私は、2年目にマイネソーサリスの半弟のドリームマジシャンが募集されたので、様子見した後にこの馬1頭だけに出資するために入会しました。
同世代には重賞馬のドリームバレンチノがおり、オープン馬も2頭と活躍馬が多いので、今から思えば相当の馬を揃えたようです。
しかし、2009年には提携を解消し、募集馬だけでみるとわずか2年間だけのBRFとの提携でした。
以後は、経験不明のバイヤーを仲介した(らしい)購入馬の募集となったのですが、あるときは、セリ市の購入馬が募集されたり、社台追分ファームの育成馬が募集されたりと、方針が一定しません。
今年は、セレクトセールはもちろん、その後のセリ市でも育成馬を購入したような情報がなく、一体どこから仕入れた馬を募集するつもりなのかと、一口馬主掲示板等ではあまりの情報のなさに嫌気ムードが蔓延しています。
所属馬自体もBRF提携時の2年間の成績は良いので、いまだに現役馬がいますが、その世代以降では惨憺たる成績で、現役馬も少ない状況です。
壊滅状態の現3歳馬が引退し、BRF提携世代の馬が引退すれば、所属馬は一体何頭かという状態で、クラブとして体制を維持できるのか甚だ疑問です。
さらに、私のようなラフィアン会員で、BRFと提携するのなら、岡田繁幸氏が支援するのならと入会した会員も多いはずですが、そういった会員が続々退会しているのも実状で、会員の維持すら困難になっていると思います。
社台グループと提携するなり、腕利きのバイヤーを仲介するなりしない限り、運営困難は目に見えており、冒頭に書いたように、このクラブは今後どうなるのでしょうか。
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