札幌競馬観戦
北海道遠征4日目、札幌競馬場に行って札幌記念を観戦してきました。
午前中は札幌駅前をぶらついて、旧道庁赤レンガ庁舎を観光。
昼から札幌競馬場に向かいました。
スタンドが改修された札幌競馬場の初めての観戦、札幌記念には何度も来ているので、今年の北海道遠征もこの日に合わせました。
リニューアル後に多くの観客が押し寄せていると聞いていましたが、この日はゴールドシップとハープスターが出走する札幌記念、今年のJRA広告塔のTOKIOが来場するとあって、どれだけの観客が押し寄せるかも事前から話題になっていました。
札幌駅〜桑園駅から競馬場では、これまでにない大勢の観客が続々と競馬場に向かいます。
競馬場に到着すると、天井が高く、吹き抜けになったエントランス、そして入場すると続いて広いホール。
他の競馬場ではありえないゆったりとした空間ですが、既に大混雑。
ここではイベントやセリ市を開催するとのことですが、ただのホールなのでモニターも何もなく競馬を観戦するところではありません。
スタンド下の馬券売り場を抜けて、コース前はこの競馬場おなじみの芝生スペース。
敷物を引いた観客ばかりで、普段ならいいのでしょうが、この大混雑でこれではと思ったら、さすがにそのうちに敷物をどかして詰めるように警備員が誘導していました。もっともそれほど効果はなかったような。
パドックは位置が変わらず逆光で見づらいのも同じ。最近リニューアルされた競馬場同様にパドックからコース前まで観客が見ることができるようになっていました。
いつもの競馬場巡りですが、あまりの大混雑振りに場内移動もままならず、写真を撮ろうにも人ばかりなので、適当に済ませて、後日ゆっくりと周ることにしました。
ここまで書くとお気づきのように、新しい競馬場への不満は高まるばかり。
旧スタンドはただの箱のような建物で、全体の延床面積も広かったのですが、今回のスタンドは聞いていた以上に狭くなっており、しかもそのスペースがホールなど競馬観戦以外になっているため、肝心の競馬観戦のためのスペースが圧倒的に狭くなっています。
しかも、屋外の観客席もゆったりしたのはいいのですが、座席数が大きく減っています。
このため、この日のように大勢の観客が押し寄せると、観客を収容することができず、肝心の競馬を見ることもままならない事態になってしまいます。
また、屋内スペースが減ったので雨の時の観戦にも困りそうです。
一体、JRAは新競馬場の想定来場者をどのくらいに見込んでいたのでしょうか。
函館競馬場と同様に競馬とは無縁の観光客にも来場してもらおうと思っているようですが、肝心の競馬ファンをないがしろにするようでは本末転倒だと思います。
また、宣伝して大勢の観客を呼び込むにしても、スペースもそうですが、場内外の案内スタッフや警備員が明らかに少なく、トラブルに対しての危機管理意識も欠けているように思いました。
コース前では、競馬を見たことがないような観客が多く、レースはもちろん返し馬を見ただけで、すご〜いとか沸いているのはには苦笑するしかありません。
馬券売り場では買い方もわからない人も見受けられ、イライラ度は増すばかりでした。
さてメインレースの札幌記念は、事前の想定とおりゴールドシップとハープスターの2強対決となり、ハープスターがゴールドシップを凌いで優勝、凱旋門賞への視界が広がりました。私は固く買った馬券が的中し、やっと一息つけました。
最後に改めて、またゆったりとした頃に訪問したいと思った札幌競馬観戦でした。
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