BRF・CVF牧場見学ツアー感想など
2年振りにBRF・CVF牧場見学ツアーに行ってきたので、いろいろな感想など。
◆ツアー企画
このツアー、航空便は自己調達で、新千歳空港の現地集合となっています。
当初の発表時は10時集合で、関西からは関西空港からの飛行機しかない状態でした。
しばらくして集合時間が神戸空港からの飛行機でも間に合う時間に変更されましたが、当初の集合時間から参加を断念した会員さんもいたことかと思います。
数年前から現地集合となりましたが、時間も考えずに航空便を自己調達とはあきれはてたツアーです。
旅行代理店に調達能力がないのか、そんな旅行代理店としか提携できないラフィアン・ウインが悪いのか定かではありませんが、せめて自己調達の便宜を図ってほしいと思います。
◆天候
今回のツアーは残念ながら二日間とも雨が降ったり止んだりのあいにくの天気でした。
牧場見学は天気に振り回されるのは仕方ないことですが、募集馬展示は屋内、昼食会も屋内で無事に乗り切ることができました。
施設に余裕があってのことかと思いますが、土砂降りの中で立ったままの社台の牧場見学を体験したことがあるので、随分と助かりました。
◆展示説明
募集馬展示ではウイン、ラフィアンともに社長からの説明でした。
ラフィアン社長の説明は当初があまりにも酷かったので、随分とマシになったように思います。
ただし、説明内容がカタログのように血統中心なので、よく見知った募集馬になると、そんなことくらい知ってるよということになり、以前のような馬体中心の説明にしてほしいと思いました。
◆両社長あいさつなど
夜のパーティーは、ラフィアン・ウインの両社長からのあいさつで始まりました。
ラフィアン社長はあいさつのあと、調教師・騎手の起用批判を意識してか、競走馬をちゃんと調教し、レースで調整できないので代わりにこちらでやっているんだと正当性を主張していました。
また、社台のように海外から良い繁殖牝馬を調達できないのかという批判があるが、社台でも当たり外れがあって、長い時間がかかったので、同じように当たり外れがあっても種牡馬を探してきたほうが早いと、種牡馬事業の正当性を主張していました。
ともに代表的なクラブ批判に対する反論で、自信を持っての主張に全く方針変更はないようです。
そんな堅苦しいというか会員に喧嘩を売ったようなあいさつに、ウイン社長は、場を和ませようとしたのか、まじめな話しか言えない性格で、それがいいところと、笑わせるように話しをしていました。
パーティーでは、私は会場前方テーブルに位置取りしたので、しばらく岡田繁幸氏と両社長が同じテーブルにいました。
ウイン社長と牧場見学について話しましたが、特定の事件があって放牧地立入禁止をした訳ではなく、訴訟等を意識してのことで、考えた挙句にCVFでは当分禁止にはしないということでした。
他にも競馬場でのウインのレクチャーの話しや、神戸から来ている等々の話しをすることができ、初めてちゃんと会話をしたように思いますが、岡田繁幸氏と同様に随分と会員思いの話しをしていると感じました。
一方で、ラフィアン社長は翌日にたまたま横にいたときに、ところでと募集時期変更の話しを振りましたが、今後どうするか考えてますと素っ気無い反応があっただけで、会話になりませんでした。いつもと同じで、やはりこれではと思ってしまいます。
◆岡田繁幸氏あいさつなど
パーティー半ばで、岡田繁幸氏のあいさつというか独演会がありました。
このところ、会場内ざわざわした中での話しだったので、さすがに嫌って、会場を静かにさせての話しでした。
例によって、サンデーサイレンスによって競馬界は変わってしまった。以前なら訳のわからない血統の馬でも探し出して走らせることができたが、血統、競走能力ともレベルがとんでもなく上がってしまった等々の話しから、これに対抗するために種牡馬事業をしているという話しでした。
また新規会員があまりいない、売れ残りが多いと危機感を感じさせるような話しをしていました。
ツアーを通じて会員を楽しませようという意識が高いようで、天気が悪かったことを残念がっていました。
ツアーに参加するような意識の高い会員はいいのですが、ツアーに参加もせず、成績だけで募集馬を選んでいる多くの会員には、このような意図は全く伝わらないので、パーティー中に、以前は競馬場内外で会員が交流できていたと、スタッフが現地にいないことを話したところ、たまに競馬終了後に集まりをやっていたはずと機会を増やすようにと言っていました。
また、社台会員なのでと社台募集馬の話しをしましたが、スタセリタの14のことは知らないようでした。
ツアーを通じて思ったところなど書き記しましたが、やはり天気さえよければ参加自体は楽しいツアーだと思います。
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