JRA女性騎手デビュー
3月ということで、JRAではこの週末に新人騎手6人がデビューします。
なかでも16年ぶりに誕生した女性騎手の藤田菜七子騎手に注目が集まっています。
その藤田騎手が今日川崎競馬場で地方競馬でのデビューを果たしました。
今日のテレビを見ると、マスコミも大注目で、各種の全国ニュースで取り上げられ、川崎競馬場も藤田騎手目当てで大入りだったようです。
JRAとしては確かに久々の女性騎手ですが、地方競馬では別府真衣騎手や岩永千明騎手がずっと活躍しているので、この過剰な取り上げ方は地方競馬びいきの私としては随分と違和感があります。
また”16年振り”の冠言葉ですが、最後のJRA女性騎手の増沢由貴子騎手や西原玲奈騎手が数年前まで現役だったので、これまた違和感があります。
かってほど多くの人数ではないにせよ、それでも毎年数人がデビューしながら、騎乗機会に恵まれず、勝ち星もわずかで数年後には消えてしまうことが当たり前になっているJRAの騎手事情、私は新人騎手の育成システムが破綻しているように思われるのですが、そんな中で、あえてデビューする藤田騎手には頑張ってほしいと期待する一方で、そんな騎手事情を知っているはずなのに持ち上げようとするJRAとマスコミには大いに疑問を感じるところです。
2〜3年後に、そういえばデビューした時はマスコミが大騒ぎだったなあと言われないように願いたいものです。
なお藤田騎手、今日の川崎競馬では6鞍騎乗機会がありましたが、JRAでは新人騎手最小の3鞍騎乗のみ。
今後は地方競馬含めてできるだけ腕を磨く騎乗機会を与えてあげてほしいとあわせて願いたいものです。
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