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3アウト制とラフィアンの早期引退

JRAから来年度の競馬番組等が発表されましたが、そのなかで、3歳未勝利馬の出走制限が発表されました。
3歳未勝利馬が3走連続で9着以下となった場合に2か月出走制限を受けるというもので、いわゆる3アウト制の復活です。

一口馬主界ではかなりの話題となっていますが、弱小一口馬主にとってこれはかなりの痛手で、出走制限は、事実上の引退勧告となるものと思われます。
正直なところ、3走して8着内がとれないようでは勝上がりは厳しいのが事実ですが、下手な鉄砲も…という訳にはいかず、数を使うことができなくなるので、慎重に出走させる必要があります。

社台・サンデーでは、未勝利馬でもできるだけ3歳秋まで引っ張る傾向があるように思います。
私の出資馬でみると、とても通用しないとみると、デビュー自体を遅らせ、最後に何回か走らせて、やっぱり駄目だったという感じで引退となるのですが、今後はどうなるのでしょうか。

次に本題ですが、ラフィアンはどうなるのでしょうか。
ラフィアンではかってこの3アウト制を理由に早期引退が進められていました。
私の出資馬では、初めての出資馬である2000年産のパッサージュ(随分と懐かしい…)が3歳4月に3アウトにより引退しました。
この時は、ああラフィアンというクラブは3歳秋を待たずに引退させるんだなあと思ったものです。
その後も3アウトにより次々と引退、2003年産のタフティは1月デビューからわずか2か月で引退しました。

ちなみに、2006年産のカリナンは3歳どころか2歳夏にタイムオーバー連発で引退しました。
この頃のラフィアンは勝ち上がり率が5割を超え、年間勝ち星も100勝以上と好調だったため、クラブ所属馬頭数制限を受けるために早期引退を進めていると言われていたものです。

その後のラフィアンでは、成績低下と3アウト制の廃止により、あまり早い引退はなくなったようです。
2014年産のハドソンは11戦して入着は全くなく、4走連続9着以下もあったのに3歳6月まで現役として走っていました。
あまり早く引退させても所属馬が少なくなる一方と揶揄されたものです。

最近は、競走馬オークションにより公然と引退馬を高い値段で売却できるようになってから、また早めの引退になっているようですが、今回の3アウト制の復活により、ラフィアンの早期引退は加速されるのでしょうか。
早期引退の理由付けにされることは間違いないと思いますが、この3歳世代の勝ち上がりはついに2割台まで落ち込み、数を使うだけのラフィアンでは引退が加速されるのは充分に予想されることだと思います。

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