いまさら丹内考
ラフィアン公式サイトによると、阪神競馬千両賞に出走予定のウィルトスは丹内騎手が騎乗予定となっています。
出資者としては、ラフィアンにいる限り、丹内騎手しばりから逃れることはできないのは覚悟のうえでしたが、何もわざわざ阪神競馬にまで呼び寄せて騎乗させることはなかろうと、失望の限りです。
さすがに一口馬主掲示板をはじめ、期待馬のウィルトスに騎乗させるとは等々非難轟々のようです。
これまでの出走内容から、今年のラフィアン2歳勢の数少ない活躍馬のうち、東のトップがサーパス、西のトップがウィルトスと目されているようですが、サーパスに丹内騎手が乗って勝って、朝日杯まで騎乗したので、ラフィアン陣営としては、西だろうが、期待のウィルトスには丹内騎手を、ということのようです。
このあたりは丹内騎手をクラブ主戦として処遇していることに全くブレがありません。
丹内騎手がラフィアンで騎乗するようになってからもう10年にもなりますが、クラブとしてはどんな時でも、どんな馬でも騎乗依頼すれば乗ってくれる都合のいいお抱え騎手を確保しておきたいので、騎手生活5年を過ぎ成績がさっぱりで騎乗数が減る一方で、活躍の場を求めた丹内騎手と双方の目的が一致して関係ができ、騎乗数が一気に増えたとされています。
さらにラフィアンではレーシングマネージャー氏の騎乗指示にも従うことが求められており、一人前の騎手なら、素人同様のレーシングマネジャー氏の指示に従うのを毛嫌いするところ、従順に従うため、さらに騎乗数が増加した模様です。
今ではこの関係はすっかり出来上がっていますが、これには当初、会員からもそれなりの反発があったようで、会報誌等でも起用の効果をことさら説明していたものです。
私も個人的にクラブに文句を言った会員のうちの一人ですが、当然ながら全く相手にされませんでした。
この騎手の起用をはじめ、肝心の競走馬の育成など、過去の成功体験を基に、どんなに周囲が変わろうが、自身が変わろうとしないのが、ラフィアンの特徴だと考えています。
競走馬の事業に限らず、一代で業を成したワンマン企業の典型的な独善的経営スタイルだと思っていますが、おそらくは、代が変わらない限り、この方針は変わることはないようです。
私自身はこのクラブとの付き合い方は数年前にも書いたように、クラブ自体に愛着があり、牧場見学でマイネソーサリスと子供達を見守ることに関心があるので、会員を継続しているだけです。
勝てるに越したことはありませんが、このクラブでGI馬を持とうなどとは全く思ってもいません。
ひょっとしたらウィルトスは大物になれる馬かもしれませんが、あまり過度な期待もかけず、見守っていこうと思います。
確か丹内騎手はいまだに阪神競馬で勝ったことがないはずなので、今回は騎乗依頼の時点で、もはや勝ち星はあきらめていますが、まだ伸び代があるようなので、ウィルトスが故障したり、走るのが嫌になるような騎乗をするようなことを願うばかりです。
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