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南関東競馬の楽しみ

先日新馬戦勝利をあげたルイドフィーネの口取り写真が郵送されてきました。
一口馬主掲示板等では自己顕示欲の塊かと揶揄される口取りですが(笑)、そもそも馬自慢が競馬の始まりなので、何と言っても口取りは私にとって最高の楽しみです。
中央競馬と違って格下の地方競馬なのにといわれることもありますが、地方共有馬主になって3頭目、私はまずまず楽しんでいるかと思います。

社台グループオーナーズの募集馬カタログのガイドによれば、南関東の地方共有馬主の楽しみとして、預託料が中央競馬に比べて格段に安い、出走回数を確保しやすい、賞金・手当ても充実、大井競馬や川崎競馬など都心の平日ナイター開催で観戦しやすい、競馬場や厩舎で愛馬や調教師・騎手との距離が近い等々あげられています。

これまでの経験から振り返ると、まず出走回数ですが、クラス分けによる番組により除外は確かにほとんどないのですが、通常で月1回出走ペースと中央競馬とあまり変わりはありません。
維持費は安いといっても南関東の主力厩舎では月40万円程度、賞金に比べると結構高いと思います。
その賞金は先日の新馬戦では優勝賞金270万円、特別戦の優勝賞金は200万円以上と他の地方競馬に比べると圧倒的に高額ですが、維持費との比較になると疑問符がつきます。出走手当も少額、中央競馬のような着外手当もありません。

このように収支面だけでみるとそれほど良くはありません。
私の初めての共有馬のレイクマッケンジーは、37戦6勝で2000万円近く賞金を稼ぎましたが、出走手当も少額、着外手当もないので、維持費すら賄えませんでした。

観戦の方ですが、ナイター観戦で行きやすいというのは東京圏に住んでいる人の話。
私のように遠方に住んでいて南関東馬を持つ人も少数派かと思いますが、全く無縁の話です。

書けば書くほど何で南関東の地方共有馬主をやっているのか自分でも不思議になってきましたが、やはり何と言っても、正真正銘の馬主として競馬に関ることができるのが最大の楽しみでしょうか。

なかなか現地観戦できませんが、私はこれまでにレイクマッケンジーで現地観戦4回、厩舎見学2回、グラッブユアダイヤで現地観戦2回、そしてルイドフィーネで現地観戦1回を果たしてきました。
船橋競馬では立派な馬主専用席で観戦でき、グラッブユアダイヤ、ルイドフィーネでも大井競馬、川崎競馬で綺麗な有料エリアで観戦することができました。
レース時には馬主エリアに入って、自分の馬を間近で見ることができるのは言うまでもありません。
馬主ごっこではなく馬主として行動できるので、やはり現地観戦してなんぼの共有馬主かと思う次第です。

さて、疑問符だらけの地方共有馬主ですが、競馬本来の目的があります。
それは何と言っても、南関東クラシックに出走して成績を残すことです。

南関東クラシックは、優勝賞金が地方競馬では破格の金額で、中央競馬にも引けをとらない程の金額となっています。
地方競馬ファンなら誰でも知っている話ですが、賞金額と競馬レベルがバランスに欠けるほどで、クラシックと違って古馬の重賞となると賞金も少ないのに、相手も中央競馬下がりの馬ばかりで勝つには厳しくなり、高額賞金の交流重賞となると中央競馬勢には歯が立ちません。
正直なところ南関東デビュー馬では相当の実力がない限り、古馬になると賞金は頭打ちになってしまいます。

となれば、まずは早いうちにデビューし、他に強い馬がいないうちに賞金を稼いで、出走条件をクリアするのがこの時期の最大の目標となります。
そして、中央競馬もそうですが、クラシックといえども出走すれば何とかなる可能性があります。
とんでもなく強い馬が何頭もいる中央競馬と違って地方競馬では敷居は低いはずです。

レイクマッケンジーは東京ダービートライアルの東京湾カップには何とか出走しましたが、実力不足で敗退、それが唯一のクラシックとの関りでした。
グラッブユアダイヤは2歳9月にデビューし、新馬勝ちから連勝、クラシック路線に乗りかけましたが、故障休養で、出走することなく機会を逸してしまいました。
今回のルイドフィーネには無事に進んで、いけるところまでいってほしいというのが正直な願いです。

ところでウインに入会して、川崎競馬入厩予定のウインミモザの18に出資しましたが、賞金狙いから他のクラブでも地方競馬ファンド馬が何頭か募集されており、ウインでは初めての地方競馬ファンド馬になります。
この馬は募集価格500万円、南関東では微妙な価格ですが、期待できるのでしょうか。
獲得賞金額が募集価格を下回ることは考えたくないのですが、クラシックに出走するのは難しいとしても、何とかB級には上がってほしいものです。

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