ルイドフィーネ引退に思う
地方共有馬のルイドフィーネが引退、繁殖入りすることになりました。
ルイドフィーネは3年に1回購入するだけの零細馬主の私がレイクマッケンジー、グラッブユアダイヤに続いて3頭目に購入した馬です。
地方馬は種牡馬で候補を考えるのでまずはサウスヴィグラス産駒、母親ロージーチャームは高齢なものの活躍馬ナターレの半妹ということで、血統としては良く、価格が800万円と比較的安かったので候補とし、牧場見学でもまずまずの印象だったので申し込みました。
応募状況は満口でしたが、おそらくは抽選で確保することができたものかと思います。
育成時代は牧場ではまずまずの状態で、2歳5月に早くも入厩。
入厩すると動きは上々で、7月にデビュー戦を迎えると圧勝して期待が大きく高まりました。
大事をとって期間を置いた10月の2戦目小町特別では2着敗戦、11月のローレル賞でも人気薄から同じ相手に惜しい敗戦。
年末の東京2歳優駿牝馬では4着と着実に成績を残しました。
初勝利をあげた時点から内田調教師は南関東牝馬クラシックを進ませると豪語していましたが、3歳春からその通り桜花賞、東京プリンセス賞、関東オークスと堂々出走、二冠馬ダノンレジーナには及びませんでしたが、全て入着を果たすことができました。待望の王道路線出走でしたが、コロナ禍で厳しい対応がとられたため現地観戦できなかったのは残念でなりません。
3歳秋は牡馬相手の戸塚記念から牝馬限定重賞のロジータ記念に出走、ついにダノンレジーナを破ってロジータ記念で優勝しました。
厳しい制限下でしたが現地観戦し、優勝賞金2200万円の南関東SI重賞を勝って口取りできたのは南関東競馬で共有馬主をしている以上は最高の至福の思い出でした。
年末の東京シンデレラマイルでは御神本騎手の凡騎乗もあって初の着外。
出走権利も獲得していたので交流重賞に出走させてほしいところでしたが大事をとって休養し、4歳になって4月のしらさぎ賞に出走すると猛追してハナ差の2着。
ここからA級牝馬にはあった番組がなく、牡馬相手のレースを転戦、結果を残せなくなってきました。それでも9月にオープンで勝ったのは流石でした。
交流重賞には出走しないにも関わらず、11月にいきなり地方競馬の最高峰レースのJBCレディスカップに出走。
輸送による馬体減が影響して着外と敗戦しましたが、馬主として金沢競馬場でJBCを観戦する栄誉を体験することができました。
この後は東京シンデレラマイル、しらさぎ賞と再戦しましたが、成績を残せず、一旦休養を挟んだ秋は格下相手のレースでも勝てなくなってしまいました。最後に一華をと東京シンデレラマイル出走に期待していましたが、残念ながらその前のトライアルレースで力尽きてしまいました。
通算成績24戦3勝。地方馬でこの出走数ではもっと数を使ってほしかったところで、駄目元でも牡馬相手のレースよりも牝馬交流重賞で走らせてほしかったなど不満も残りますが、オープン馬ならでは、社台の馬ならではというところでしょうか。
獲得賞金は6,211万円と最後までA1級のままで引退したのは立派で、1/20でここまで稼いでくれるとは馬主孝行な馬でした。
あらためて、南関東の競争馬の馬主になる以上は目標のクラシックレースで勝つことはできずとも全て入着で出走し、牝馬最高峰レースのロジータ記念を制することができたので、ルイドフィーネには感謝の言葉しかありません。
神戸在住ながら9回も現地観戦し、新馬戦、ロジータ記念と口取りができたのはいい思い出でした。
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