社台地方共有馬の成績その2
社台の地方共有馬の成績を見ていて、この3月でグラッブユアダイヤが引退繁殖入りしたので、この世代2014年産駒の成績を調べてみました。
社台地方共有馬の2014年産の募集馬は31頭、未出走引退馬2頭がいて、出走したのは29頭。
既に引退したり、共有馬を外れた馬は21頭、残る現役馬は8頭。
最大の活躍馬はキャンドルグラスで、通算11勝、獲得賞金9584万円。オープンを何度も勝っていましたが、今年ようやく鎌倉記念を制し、重賞初勝利をあげ、A1ランクで頑張っています。
3歳時にユングフラウ賞、ロジータ記念を勝ったステップオブダンスは、4歳以降は他地区の交流重賞などで2着に入るのが精一杯で、特段目立った活躍もなく、賞金の加算もあまりないまま獲得賞金5734万円で今年引退繁入りしました。
獲得賞金でこれに続くのが、ミルグラシアス2341万円、エニークラップス2307万円、グラッブユアダイヤ2235万円で、いずれも4歳以降に賞金を加算しています。
グラッブユアダイヤは5歳時3勝、引退レースでも3着とまだまだ底を見せていない感じでしたが、ゴールドアリュール血統の繁殖入りの方が価値が高いと判断されて今年で引退、他の2頭はB1クラスで現役続行中です。
獲得賞金2千万円以上の馬は以上の5頭で、レイクマッケンジーの2011年産駒は募集馬20頭中で獲得賞金2千万円馬が8頭いたので、あまりの少なさに驚きました。
現時点で、この世代の通算勝ち星は85勝、通算獲得賞金は3億7514万円。募集馬1頭平均の勝ち星は2.7勝、獲得賞金は1210万円。2011年産駒に比べて2割以上も下がっています。
平均数値はキャンドルグラス1頭だけでぐっと押し上げていますので、実際にはさらに酷い成績なのは明白。
期待馬だったグラッブユアダイヤ、ゴーフューチャーがあまり成績を残せないまま引退し、活躍馬はキャンドルグラス、ステップオブダンスの2頭だけ、募集馬31頭でこれでは、この世代はかなり酷い成績だったようです。
現役馬は8頭ですが、先に記した3頭以外の5頭はC1、C2の下級クラス馬で、入着はするもののあまり賞金も稼げず、現役を続けているのは大いに疑問で、中途半端な成績だと大赤字でもなかなか辞めさせてくれないという話は本当のようです。
私はこれまでレイクマッケンジー、グラッブユアダイヤ、ルイドフィーネと3年ごとに3頭共有していますが、ここでは選馬運がかなり良いようです。
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